A オーガニックの土には地球がひとつ
土作りはオーガニックにとって一番大切である、といっても過言ではありません。
ミクロの世界とまではいきませんが、土の中ではどんなことが起きているのか
ちょっとのぞいてみましょう。
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野菜をはじめ農作物は土で育つのが基本。
野菜が育つ土とはどんなものなのでしょう。
◎土の形
土はとても小さな粒が集まって少し大きな粒になり、さらにそれがたくさん集まって土になっています。
いろんな種類の粒がバランスよく配置されることで
理想的な土:保水力は良いけれど余分な水はちゃんとはけるという
絶妙なコンディションになるのだそうです。
オーガニックは「自然を生かした栽培方法」とよくいいますが、
これは何もせず放っておいた土地で良いという意味ではなく
元気な土/健康な土ということなのです。
そんな理想に近づけるための努力は必要です。
◎土の成分
土の中でも窒素という成分はポイントとなるらしい。
窒素成分が野菜の育ち具合に大きな影響を与えるとのこと。
窒素には有機態と無機態の2種類があります。
「有機」とは命ある生きているものという意味なので(^^)
「無機」は有機の反対語なので(・・)という感じでしょうか。
作物が直接利用できるのは無機態(・・)の方なんですよ。
それなのにどうして“有機”栽培といわれるのでしょうか。
土には動物や植物、微生物などたくさんの生き物が住んでいます。
微生物はこれらの遺体(有機)を分解して無機に変化させます。
つまり、生き物がたくさん住んでいるほど分解後の無機も増えることになりますね。
作物はこうして分解された無機を利用するという流れになっているのです。
また、微生物は自分の体にある余分な無機態窒素を土に捨てたりもします。
微生物が住んでいるほど無機態も増えるということですね。
「酸化」のお話。
普通の栽培で使われる肥料によっては、土を酸化させてしまうことがあるそうです。
すると微生物の元気がなくなったり作物が欲しがる成分の欠乏につながったりして
作物の育ちが悪くなることがあります。
酸化といえば身体がさびる!ことですが、野菜にも同じことが起こるのか。
◎土に住んでいる生物
ミミズは土づくりにおいて最重要生物です。
ミミズは枯葉や根っこを食べるさい、土も一緒にパクパク食べます。
それにより、濃縮された土壌養分や植物の成長をうながす物質が含まれたフンをだします。
またミミズが土の中を動き回ることで土の通気性/通水性がアップします。
土がやわらかくなるんですね
子供のころ遠足でイモ堀りに行ったとき、土からミミズがわんさか出てきたのを思い出しました。
キャーキャー言ってミミズの出現に大騒ぎしたぶん、おいしいイモを食べることができましたけどね。
いまの子供達もこんな体験できているのかなあ。
ミミズのようにイモ掘りに行っても見かけることはありませんが、
微生物の存在も忘れてはなりません。
微生物の種類は多くそれぞれに役割も違うそうです。
なんと抗生物質を作るものまでいるらしく、まるでお医者さんではないかと思ってしまいました。
抗生物質は自然界でも作られるのですね。
オーガニック栽培では(人工ではない)自然の抗生物質を利用した、
作物が病気にならないようにするための処方箋まで準備されているのでした。
土は植物の根っこをささえる土台の役割しかないのかなと思っていましたが、
それは大きな間違いでしたね。
土の中にも地球がひとつあるような感覚を覚えました。
日本農林規格協会:有機農産物検査認証制度ハンドブック(改訂版)
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2005年09月11日 09:50